2022.02.18 | y氏のブログ
こんにちは、ココチエの矢倉です。
今週末 お客様の大切なお家をお借りして見学会を開催させて頂きます。
ご厚意に心から感謝致します。ありがとうございます。
【住み比べ】
仕事をやり始めたころ、昔は【家は3軒建てないとわからない】と言われた事が多々あります。
なるほど、3軒か。。と現実的に3軒建つ?
マイホームは一生に一度の大きな買い物なのです。
家は、住み比べができません。加えて、住んでみて
車で行ったら試乗して見て、気にいったら買うって訳にもいきません。
だから、慎重に。って何を慎重に考えるか。
【家を建てよう】と思った時に、まずは業者選定。
業者選定と家づくりは分けて考える。
この業者選定期間に何を見て、何を知るか。
会社の規模、人、どんな家を造っているのか。
コンセプトなんかも大事だと思っています。
家を売るって考える人と家を造るって考える人は
同じ工務店だとしてもその感覚は違っていると思っています。
単なる言い回しの違いかもしれませんが。。。
僕は、家は造る。家は建てるんだと思っています。
これからの家は、どう在るべきか、
地球温暖化や災害、家庭内事故などから見直されてきた大切な事。
お家の性能 耐震や断熱・省エネ。
指標 指示されているもの、基準が曖昧で、設定されている基準は低い。
これが日本の住宅の現状。
いい家の指標の一つ 気密と断熱性能はC値とUA値で確認をする。
長野県松本市や安曇野市の地域で設定されている区分表で
この辺りは3地域と4地域と寒い地域区分で設定がなされています。
この地域で最低の基準としてUA値は4地域(松本市と安曇野市の大半)は0.75。
この地域でZEH(ネットゼロエネルギーハウス)の基準をクリアするには0.6。
HEAT20で設定されているG1は0.46でG2は0.34。
これって一般消費者、住宅の取得者さんには非常に解りにくい。ですよね?
長期優良住宅認定のお家は、省エネ等級4等級で0.75。これ最高等級ではなくて
最低基準って思って頂いた方が良いです。
(4地域を基準として記載)
ZEH認定されても0.6。
お家の中全体を、わずかなエネルギーで温度差なく暖かく暮らせるようにという基準はHEAT20のG2レベル。
世界の住宅の基準は、こちらG2レベル相当なんです。
あちこちで数値を設定されるとわかりにくい。
これが、この度国交省で省エネ等級4等級=0.75。
ZEH=省エネ等級5等級=0.6。G2=省エネ等級6等級=0.34への設定が検討されています。
G1は飛び越してG2が6等級。その上のG3が7等級となりそうです。
2025年には省エネの4等級がクリアされている事が義務化されます。
このブログで何度かお話させて頂きましたが、
家は義務化されたからクリアするんではない。
自分と自分の家族が、長く安全に快適に、そして経済的に暮すために造るのですが。
家は3軒建てないとわからないは昔の話で今は死語。
そして建てるお家は【住み比べ】は出来ないのです。
何年かしたら買い替える?
ではないですよね。
今住んでいる家やアパートより、今度建てるお家は性能は良くなっている。
だから、今よりは暖かい。
でもそれって、長い経験値の中から設定される安全に経済的に暮せるお家の数値になっていますか?
お家づくりを始める時の、一つの指標として【UA値】省エネ等級、
その数値がもたらすお家の性能の意味。ここ大事です。
それでは、また!
ヤグラセイジ
手間がかかる事に手間をかけると愛着が湧く。
家づくりに手間をかけた分だけいい家になる。