2022.04.30 | お家づくりコラム
最近は高齢化に伴い二世帯住宅を選ぶ人が増えています。
そして、2つの世帯が一緒に暮らす上で、何坪ぐらい必要なのかという疑問をお持ちの方は多いと思います。
そこで今回は、二世帯住宅のタイプ別に必要な土地の広さと、二世帯住宅の間取りを決める際のポイントについて紹介します。
□二世帯住宅のタイプ別に必要な土地の広さを解説します!
今回は、夫婦2人の親世帯、夫婦2人と子ども2人の子世帯と仮定して一戸建て住宅に必要な土地の広さを解説します。
*寝室を除く全ての部屋を共有する完全同居型
完全同居型では、寝室が親世帯と子世帯それぞれ8畳ずつ、リビング・ダイニングが12畳、2つの子ども部屋が4.5畳ずつの広さを目安にすると良いでしょう。
洗濯物を干すスペースに3畳必要になると仮定して、合計40畳必要です。
坪数で計算すると32〜36坪になります。
*キッチンやお風呂などの一部を共有する一部共有型
一部共有型では、親世帯と子世帯それぞれにリビングが必要になるため、完全共有型にリビングが1つ増えて、合計52畳必要になる想定です。
坪数は、41.6〜46.8坪です。
*全てを分離して玄関や廊下でつながる完全分離型
完全分離型では、親世帯と子世帯で寝室が8畳ずつ、リビングが12畳ずつ、洗濯スペースが3畳ずつというのが目安になります。
また、4.5畳の子ども部屋2つと、9畳の親世帯の趣味部屋を合わせると64畳必要という想定です。
坪数は、51.2〜57.8坪です。
完全分離型は、最も広い土地が必要になります。
□二世帯住宅の間取りを決める際のポイントをご紹介!
1つ目は、第三者を交えて要望を出し合うことです。
第三者を交えて要望を出し合うことで、どちらかが気を遣ったり、多数決により正しい判断ができなかったりすることを防げます。
2つ目は、生活スタイルに合わせることです。
親世帯と子世帯で起床時間が違ったり、日中の過ごし方が違ったりと、各世帯で生活スタイルは異なると思います。
例えば、同じ時間に水回りを使用する場合は、混雑を避けるために水回りを分離すると良いでしょう。
3つ目は、将来のライフイベントを予想することです。
子世帯が子ども授かろうと考えているなら、3世帯住宅を視野に入れたり、親世帯の身体を考慮して1階に親世帯のスペースを持ってきたりと、将来を考えて間取りを決めることが大切です。
4つ目は、予算に合わせることです。
予算に合わせて要望を取り入れていくことが大切です。
また、予算は折半することをおすすめします。
□まとめ
今回は、二世帯住宅のタイプ別に必要な土地の広さと、二世帯住宅の間取りを決める際のポイントについて紹介しました。
二世帯住宅は、親世帯と子世帯の分離具合によって、必要な土地の広さが変わります。
将来のことも考慮しつつ、話し合うようにしましょう。
二世帯住宅をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。
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