2022.05.04 | お家づくりコラム
「注文住宅にはどのくらいのお金がかかるの」という疑問をお持ちの方は多いと思います。
具体的な予算を決めるためにも平均的にはどのくらいの総費用がかかっているのか理解しておくと良いでしょう。
そこで今回は、注文住宅にかかる総費用の平均と、総費用を抑えるコツについて紹介します。
□注文住宅にかかる総費用の平均をご紹介します!
ここでは、注文住宅にかかる総費用を、「土地購入ありの総費用」と「土地購入なしの総費用」の2つに分けて紹介します。
国土交通省の「令和2年度 住宅市場動向調査」によると、「土地購入ありの総費用」の平均は、約4606万円でした。
ちなみに、こちらは土地の価格を含めた費用になります。
一方で、「土地購入なしの総費用」の平均は、約3055万円でした。
まずはこれらが水準の価格帯になることを覚えておくと良いでしょう。
また、土地の購入に関しては、土地を購入するエリアによって価格が大きく変わることには注意が必要です。
特に、地価の高いエリアでの土地購入を検討している方は、予算を多めに見積もることをおすすめします。
加えて、土地に広さを求める場合は、さらに費用がかかってくることも念頭に置いておきましょう。
□総費用を抑えるコツとは?
1つ目は、メリハリをつけることです。
設備や資材のすべてにこだわることは、予算オーバーを招きます。
そのため、自分たちの要望に優先順位を付けて、こだわる部分とそうでない部分のメリハリをつけることが大切です。
2つ目は、デザインを複雑にしないことです。
複雑なデザインの家は、余分な手間と資材が必要になるため、コストの増加につながります。
例えば、間取りは正方形や長方形などのシンプルなデザインにすることで資材費が膨れ上がることを避けられます。
3つ目は、余分な壁を少なくすることです。
余分な壁が多いと資材の量が増えて、費用は高くなります。
そのため、壁や廊下部分をできるだけ少なくして、間取りをシンプルにすると費用を抑えられる傾向にあります。
しかし、ただ単に壁を少なく減らしていってしまうと耐震性などで問題が生じる可能性があります。
安全性を確保した上で余分な壁があれば減らす、という意識で間取りを決めていくと費用を抑えられます。
4つ目は、水回りをまとめることです。
お風呂やトイレ、台所などの水回りには、配管工事が必要になります。
水回りが分散していると、配管工事が複雑になり、その分費用が膨れ上がっていきます。
そのため、水回りをまとめて配管工事費を抑えるようにしましょう。
また、水回りをまとめることは、生活動線をスッキリさせて、暮らしやすい間取りを作ることにもつながります。
□まとめ
今回は、注文住宅にかかる総費用の平均と、総費用を抑えるコツについて紹介しました。
注文住宅には、平均で約3000万円〜4600万円ほど必要になると理解しておきましょう。
そして、土地を購入する場合は、購入するエリアの地価も意識することでおおよその必要費用の目星がつきます。
注文住宅でお困りの方は、お気軽に当社までご相談ください。
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