2022.05.16 | お家づくりコラム
注文住宅をお考えの方にぜひ知っていただきたいのが中二階です。
スキップフロアとも呼ばれる中二階は、敷地面積を有効活用できる上にデザイン性にも優れていておすすめです。
そこで今回は、中二階とは何かと、中二階を取り入れる際の注意点について紹介します。
□中二階とは?
中二階とは、一階と二階の間に設けられる階層のことです。
はっきりとしたフロアの境界がなく、一つの空間に異なる高さを設けて作るのが特徴です。
見た目上、一階部分とは一体的に見えるため、開放感があり、空間が広く見えるのが大きなメリットです。
一つの空間に異なる高さを設けるという意味では、ロフトも存在します。
法律上の違いはありませんが、ロフトは物置として利用されることがほとんどです。
ロフトは、床面積に算入されるのを避けるために天井を低くして作られるので、物置としての役割が大きいのでしょう。
反対に、中二階は居住スペースとして利用されることが多いです。
中二階は、十分な高さを確保して作られるため、居住スペースとしての役割があります。
□中二階を取り入れる際の注意点をご紹介!
中二階は魅力的ですが、特徴的な間取りなので気を付けないと使いにくくなってしまいます。
ここでは、中二階を取り入れる際の注意点を紹介します。
1つ目は、老後に暮らしにくくなる可能性があることです。
中二階の間取りは、階段が多くなってしまいます。
そのため、足腰が弱る老後の暮らしには、不安が残ります。
生活に必要な部屋はワンフロアにまとめ、階段には手すりを設けて対策しましょう。
2つ目は、空調が効きにくいことです。
中二階の間取りは、空気面積が大きくなります。
そのため、空調が効きにくくなってしまいます。
また、窓が多くなるので外部からの影響も受けやすくなります。
しかし、断熱性・気密性を上げることで対策できます。
断熱材や窓にこだわることで、空調も効きやすく、光熱費も抑えられるでしょう。
3つ目は、掃除が大変なことです。
階段が多いため、掃除も大変になります。
掃除用具を持って階段を上り下りするのは負担が大きいでしょう。
そのため、換気プランでほこりをたまりにくくすることが重要です。
家全体の空気がうまく入れ替わる換気をすることでほこりを減らせます。
また、適切な換気は、湿気やカビを防ぐことにもつながります。
□まとめ
今回は、中二階とは何かと、中二階を取り入れる際の注意点について紹介しました。
床面積を有効活用して、居住スペースを生み出す中二階ですが、取り入れる際は注意点を意識することが大切です。
注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。
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