2022.06.03 | お家づくりコラム
日本は、災害大国であり、いつ、地震や水害などの災害が起きてもおかしくありません。
そこで、新築を建てる際には災害に強い住宅をつくることは必要不可欠です。
この記事では、災害に強い住宅を建てるために考慮するべき要素と、その具体的なつくり方について解説します。
□災害に強い家を建てるための要素
強い家を建てるためには、具体的にどのようなことに注目すればよいのでしょうか。
ここでは、3つに注目して、強い家を建てる方法を紹介します。
1つ目は、立地です。
立地とは、家が建っている場所を表します。
家が建つ場所の地盤や地形によって災害への強さが左右されるのです。
その土地が過去どのようなものが立っていたかを調べるのも良いでしょう。
例えば、もともと田園だった場合には、地盤が緩いことが多いです。
また、近くに河川があるか、周辺と高さが異なるかなどを確認してみましょう。
2つ目は、建物の構造です。
構造は、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造などの作りの種類をさします。
災害の強さに直接つながる部分であり、一般的には木造のほうが災害に弱い傾向があるとされています。
しかし、木造住宅であっても工法次第では十分に耐震性のある家づくりが可能です。
3つ目は、間取りや設備など、その家の内部です。
間取りに関しては、柱や壁が多い家である方が家全体を支えられるため地震などの災害に強い傾向があります。
また、設備に関しては災害による家そのものへの被害というよりも、災害発生時の生活に大きく影響を与えます。
停電時や、水道が止まってしまったときを想定して、万が一のときにも安全に生活できるような設備を採用すると良いでしょう。
□災害に強い住宅のつくり方
災害に強い住宅をつくる際にまず確認するべき点は、建てる場所の災害想定被害についてです。
どんなに災害に強い住宅をつくっても、立地やと土地の状態によっては津波や地盤の沈下の被害を防ぐことができません。
インターネットで、ハザードマップをみて確認しましょう。
同時に、地盤の強さを役所の都市計画課にて確認してください。
地盤が弱い場合は、地盤改良工事を行うことで対策可能です。
家を買うことは、一生に一度の大きな買い物なので自己判断だけで決めてはいけません。
家づくりのプロのノウハウに頼ることも大切です。
災害に強い安心安全な家を建てるためには、施工実績に優れた工務店にお願いすることが必要です。
実績があるということは、災害に強い家を建てるためのノウハウや技術を持っているということなので、安心して家づくりを依頼できます。
家の間取りをシンプルなものにすることもひとつの方法です。
例えば、地震に強い家は正方形の間取りが理想です。
凹凸がある家や、下階よりも上階のほうがサイズの大きいつくりの家は、地震対策が難しいので避けましょう。
同じく台風対策でも、複雑な形状の家よりも正方形の家の方が安定しているためおすすめです。
そして、より台風から守るために寄棟(よせむね)屋根がおすすめです。
寄棟屋根とは、四方向へ傾斜する構造をしており、風圧が分散します。
切妻(きりづま)屋根や片流れ(かたながれ)屋根のように、二面の傾斜、一面の傾斜であると、風圧を分散する力が弱く、被害を受けやすくなります。
□まとめ
今回は、災害に強い住宅の作り方について紹介してきました。
土地と家をどうするか次第で、災害時に家族を守ることができます。
当社では、災害に強い住宅づくりのご相談も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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