2022.06.23 | お家づくりコラム
感染対策として、玄関に手洗い場を設ける家が近年増加しています。
玄関に手洗い場を設置することは便利ですが、注意点を意識しないと、逆に不便になってしまいます。
この記事では、手洗い場を玄関に設置するデメリットと注意点について紹介していきます。
□玄関に手洗い場があるデメリットと解消方法
一見便利に思う玄関の手洗い場ですが、デメリットもいくつか存在します。
まず1つ目は、コストがかかってしまうことです。
洗面室とは別に手洗い場を設置するので、どうしてもコストアップしてしまいます。
手洗い場の本体はもちろん、配管接続が必要となってしまうので、費用が掛かるのです。
また、冬場には欠かせないお湯が出るものを設置しようとすると、さらにコストがかかってしまいます。
2つ目は、スペースをとるため間取りに影響を与えてしまうことです。
玄関に手洗い場があるのは便利ですが、ある程度のスペースがないと設置することができません。
間取りを決める際に気をつけておかないと圧迫感のある玄関になり、逆にストレスになってしまいます。
3つ目は、掃除の手間が増えてしまうことです。
水回りの掃除は家事の中でも最も大変な作業のひとつです。
玄関にも手洗い場を置くことで掃除をする水回りが増えるので、必然的に手間も増えてしまいます。
これらのデメリットを解消するにはどうしたら良いのでしょうか?
玄関近くにトイレを設置して、トイレの手洗い場と玄関の手洗い場と兼用する、または洗面と脱衣室を分けて玄関近くに配置する、などがおすすめです。
□玄関手洗い場をの受けるときの注意点
玄関に手洗い場を設ける際にはいくつかの注意点があります。
まず、洗面台や洗面ボウルのサイズを実物で確認することです。
洗面ボウルが思っていたサイズではなかった、ということが起こりやすいため、自分の目で実物をしっかりと確認することが必要です。
また、手洗い場の高さは、子供がいる家庭では子供が使いやすいようにしたい、と考える人が多いです。
しかし、低く設置してしまうと大人にとって使い勝手が悪くなってしまいます。
お子様が大人と同じ高さの手洗いを使えるようになるまでは、踏み台などを使用するようにして大人の高さに合わせましょう。
そのため、子供が使うときは台を使用することで大人の高さに合わせましょう。
次に、洗面の周りに水撥ね対策をすることも大切です。
洗面の周りはどうしても水が撥ねてしまうので、サッと拭き取れるタイルやパネルを使用するのがおすすめです。
また、タオル掛けやハンドソープなどの小物を置くことも考慮しましょう。
意外と見落としがちな点ですが、これらがないと使い勝手が悪くなってしまいます。
□まとめ
今回は、玄関に手洗い場を設置することのデメリットと注意点について解説してきました。
確かにデメリットもありますが、すぐに手洗いできることは感染対策にもつながるので安心感があります。
注意点を意識したうえでスペースやコストの面で問題がなければ、玄関の手洗い場を検討してみてはいかがでしょうか。
当社では、玄関手洗いを設置したい、という方のご相談も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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