2022.05.29 | y氏のブログ
こんにちは、ココチエの矢倉です。
5月も最終週の週末。
暑いです。6月、初夏になると全国で一番暑くなるのが1位穂高 2位松本。
なんてニュースで報道されることがあります。
標高が高く 紫外線が強かったり。
気温が夏本番まで行かず、日射量や晴天率などから太陽光の発電量が多いのも
梅雨に入る前のこの季節だったりもします。
夏本番になると、もう少し南西のエリアが暑くなりますが
信州も、松本、安曇野は暑いです。
4月の一週目にお引渡しをさせてもらったお家。
写真は3月の終わり事ですから若干 肌寒い季節の1枚。
日射シミュレーションした庇の出により
2階の窓上でピタリと影が止まっています。
気密や断熱性能を上げることで、室内の温熱環境は保たれますが
連動して、大切なのがこのパッシブ設計。
高性能はクーラーBOXにもわずかな熱源がないとそのクーラー内は
温めて置いたり、冷やしたりができないのです。
冬 太陽高度が下がることで日差しが差し込みそのエネルギーをしっかり取得すること。
南開口部の比率を他方位よりも確保すること。パッシブ設計では割合も目安が設計ルールとしてあります。
そして、窓ガラスの種類(日射取得窓ガラス、遮蔽ガラスを方位によって使い分けること)
踏まえて設計段階で計画したシミュレーションで見て頂くイメージと現場が一致することが大事。
この写真は ココチエのSW体感型モデルの打合せ棟
この時期になった来ると、計算された軒の出で日射遮蔽をしてくれます。
斜めの壁も、西日を遮るようになっています。
この斜めの壁に意味があって
建物の外観デザインのバランスと屋根重量とそして日射の遮蔽。
造られるものには、それぞれに意味がある。
モノづくりってこの一つ一つの意味を知るなかなか面白い。
「機能美」
ただ張った付けた。は色褪せるけれど
意味を成すもの、機能とデザインを兼ね備えると色褪せず永く愛着の湧くものになる。
大切なものは見えにくい。
それではまた。
ヤグラセイジ
手間がかかる事に手間をかけると愛着が湧く。
家づくりに手間をかけた分だけいい家になる。