2022.07.21
「お家は広ければ良い」という考えではなくなってきております。
土地の広さに対し、いかに家族全員が快適に過ごせるのか、日々の家事の負担を減らせるのかを意識されている傾向です。
そこで今回は、限られた土地の広さを有効活用するため、無駄を削減した間取りにするポイントをご紹介します。
□廊下をなくすことで家の中のスペースを最大限活用できる
お家の中で有効活用しづらい箇所の一つとして、「廊下」が挙げられます。
無駄というわけではありませんが、廊下が多い間取りだと各部屋の広さが取りにくいですし、部屋間の移動距離が長くなります。
廊下を必要最小限に抑えることで、動線が短くなり、家事での移動に便利です。
また、部屋と部屋のつながりができ、家族間でのコミュニケーションが活発になりやすいですし、今の時期だと部屋同士のドアを開けていれば一台のエアコンで複数部屋を涼しくすることもできます。
もしどうしても廊下を設けなければいけない場合は、廊下に収納機能をつけるなど、「ただ通るだけ」のスペースにしないことで有効活用していただけます。
□LDKを動線の一部にする
LDKを一つの空間にまとめ、「LDKから階段へ」、「LDKから洗面所へ」など移動の中心になるように設けることも「移動距離の無駄」を削減することに繋がります。
もちろん、リビングでテレビを見ながらくつろいでいるところを横切ってしまうような動線は好ましくありませんが、くつろいでいる人、何か作業している人それぞれの邪魔にならないように移動する道筋を考慮しておくことで、実現可能です。
また、1階と2階をつなぐ階段をLDK内に設けることも、余分なスペースの削減に繋がります。
リビングイン階段は縦の空間のつながりができるので、リビングが広く感じる効果もありますし、おしゃれなイメージを与えることができ、一石二鳥です。
最近ではリビングイン階段に憧れを持っている方も多くおられます。
このようにリビングをお家の中心に考え、各部屋とのつながり、動線を考慮することで、無駄なスペースをなくし、必要な箇所へ最大限の広さを割り振ることができます。
□まとめ
今回は限られた土地の広さを有効活用するために、無駄なスペースを無くした間取りにするポイントをご紹介しました。
今回ご紹介したのはあくまで一例ですが、移動距離をコンパクトにしていただいた方が日々の家事の負担が軽減でき、便利です。
細かなポイントですが、日々の小さな負担の軽減の積み重ねによって、ご家族皆さんの快適さが生まれるのではないでしょうか?
お家づくりコラム
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