2022.08.11 | リフォーム
こんにちは、ココチエ一級建築士事務所の矢倉です。
8月11日 海の日 今日から夏期休暇を頂いております。
各地では大雨が続いたり、大きな地震も発生しております。
どうか、皆様 ご家族で安全で楽しい夏休みをお過ごしください。
さてリノベーションか建て替えか?
前回 リノベーションを検討されるにはその家をインスペクションすることが大事。
とお伝え致しました。
リノベーションの場合は、現状の建物の状態を把握してからリノベーションの検討をすることが前提です。
特に
柱や梁、基礎といった構造材の状態を把握しておく。
断熱材や防水関係 雨の進入路などは更新ができますが
構造体は、入れ替えができるものかどうか?
また入れ替えをすることにより現在の構造耐力上の性能が確保できるかどうか。
柱が足りないところは足して補強する。
その接続される基礎の構造は大丈夫かどうか。
構造材の状態も大事。
昔の日本の住宅は、和室の造作があるところなどは、柱に切り欠きが多くあります。
大工の手仕事として古き良き。といったところですが切り欠きがされた柱に対して断面欠損となってしまいます。
また、シロアリなどの蟻害により劣化したものやカビなどにい腐朽した柱や土台もしっかり確認を行い入替をする事が重要。
年を重ねたお家の構造材も、状態、柱や梁でいえば樹種や断面寸法、劣化状態もしっかり確認をする。
取り換えればよいものであっても、その本数・数量によっては費用が嵩みます。
それらを踏まて、耐震診断から耐震補強を行い、現行基準に対してどのレベルまで性能向上できるか。
その建物の素材といて性能向上をして活かせるか。
大きく柱を抜いてしまったり、通し柱があったりすることで間取りもどの程度、今のこれからの暮らしを想定して
自由に変更できるか。
この部分についても、新築かリノベーションかを比較し検討することの前提としてあります。
費用対効果=安全に快適に暮らすためのバランス
が大事なのです。
次回は、リノベーションか新築か?概算での予算について
今日はこの辺で!
皆様 良い夏休みをお過ごしください。
ヤグラセイジ
手間がかかる事に手間をかけると愛着が湧く。
家づくりに手間をかけた分だけいい家になる。