2026.05.29 | ._.
こんにちは!
設計士の田中です。
最近、本当に暑い日が増えましたね。まだ6月前なのにこの暑さ。夏本番の厳しさを想像すると、今からちょっと身構えてしまいます。暑がりな私としては、電気代を抑えつつエコに涼しく暮らす工夫を、今年も色々と模索しているところです。
さて、先日、仕事で初めて栃木県へ出張に行ってきました。駅前は開発が進んでいて、きれいな商業施設やホテルが立ち並ぶ都会的な雰囲気。ですが、少し車を走らせるとのどかな田園風景が広がり、どこか私たちの暮らす長野県にも似た安心感を覚える街並みでした。
そんな栃木に向かう道中、車内で社長が「宇都宮市の大谷町では『大谷石(おおやいし)』という石が採れて、地元の建築でよく使われているんだよ」と教えてくださいました。
そう意識して街を眺めてみると、歴史ある蔵や塀だけでなく、教会や商業施設の内装にも大谷石が随所に使われていることに気づきました。
気になって大谷石について調べてみると、石でありながら比較的柔らかく、切り出しや彫刻などの加工がしやすいという特徴があるそうです。さらに、微細な穴がたくさん空いている「多孔質」な構造のため、吸湿性や消臭効果、耐火性、防音性にも優れているみたいです。
また、大谷石を使った世界的に有名な建築といえば、フランク・ロイド・ライトが設計した「旧帝国ホテル」があります。現在は中央玄関の部分が愛知県犬山市の『明治村』に移築・復元されているのですが、そこでも見事な彫刻が施された大谷石を見ることができます。
明治村には子供の頃に何度も行ったことがあるのですが、当時は建築の良さなんて全く分からず、おいしい食べ物や遊べる場所に夢中になっていました(笑)。
まさか栃木の出張から、大谷石を通じて子供の頃の思い出の場所へ行き着くとは思ってもみず、なんだか不思議な縁を感じています。
大谷石の魅力を知った今、今度は「名建築をじっくり味わう」という大人の目的を持って、久しぶりに明治村を訪れてみたくなりました。
たなか
ものづくりと体を動かすことが好きです