2020.08.13 | y氏のブログ
こんばんは、ココチエの矢倉です。
大切なものは見えにくい。
目に見えない大切なものは気が付いたときに心に響く。
それは長きに渡って思い感じ続ける。
性能の事を続けて書きました。
建物を建てる時には見えない、非常に大切なモノ、コトです。
が今日は少し息抜きで家づくりの考え方についてです。
非常に多いご要望は、子ども室を将来的に二つないし三つに分ける。
最初から分けた方がよいのかどうか?正直、正解はないですね。
提案は、将来的に分ける方を多くご提案しています。
これは、経験上の話。オーナー様のお家に行ったり、話を聞いたりといった事から。
どうなるかわかりませんから、正直。いつになるかも明確な時期はないですね。
ご家族のタイミング。無責任な。。。ではなく、その時、その状況で対応すべきです。
今は、リビングや2階のホールが多機能型化していますから、
お子様の育ち方、感覚って自分たちが育ってきた環境とは絶対に違いますよね。
間仕切れるようにしておく=費用が先にかかるか、後でかかるか。
後で間仕切っても特別な費用がプラスされるわけではありません。
その状況で。
本棚で間仕切る。1工種で完結させる。
購入する予定である机をカウンターとして造る。
など、その時の、その状況で。
ちなみに僕の家は、最初から間仕切りました。
長男が小学校低学年から長男次男は子ども室を使うようにはなりましたが
寝る部屋と遊ぶ部屋が分かれていて、そこで一緒に寝る、遊ぶ。
という使い方。
でも大半は、リビングに居ます。
失敗したなぁとも思いませんし、良かったなと思ってもおらず
お客様への提案はどちらかというと、暮らしながら考える。
だから、どちらかと言うと間仕切らない派です。
ココチエではひとつ「ミニマル・モード」という規格住宅があります。
コンセプトは、
最小限必要な器に、自分らしさを添えて、お気に入りの服を着こなすように、家も住みこなす。
そんなコンセプトで設計したお家です。
家族の成長に合わせて、暮らしに必要なモノを足していく。
家族と一緒に暮らしを創っていく。
与えられた場所を工夫しながら暮らしていく。楽しいと思いませんか?
情報もモノも溢れた今の時代に、豊かさの本質を見極めて暮らしていく。
置かれた場所で咲く花のように。
人の心の豊かさが満たされることはありふれた日常でも寄り添った家族の係り方だと。
多くの時間を過ごすことになる「家」には、大きな力があります。
家族にとって大切なこと、目に見えない大切な事を考えて、必要最小限で暮らす。
そんな事も大いに「有り」だと、僕は思っています。
ヤグラセイジ
手間がかかる事に手間をかけると愛着が湧く。
家づくりに手間をかけた分だけいい家になる。