2020.08.14 | y氏のブログ
ココチエ一級建築事務所の矢倉です。
連日 ニュースで出てくる熱中症。
今年は2018年の災害急な猛暑だそうです。
信州は、もはや夏暑くて、冬寒い。
避暑地とは昔の話。。。
建物は、西日によって温められた壁が、夜ジワジワと放熱します。
ニュースでも、夜を気を付けて。と
窓を開けても涼しくないのです。
ちなみに熱帯夜とは外気温25度が続く夜の事だそうです。
日中も。。。多治見では40.9度だそうです。
お風呂のお湯です。。
エアコンを付けて温度を管理する事。
涼しいおうちで過ごす事が大事です。
高気密高断熱住宅も、コントロールをしないと
こもった熱は抜けません。
ただ、しっかりとした高気密高断熱住宅=計画冷暖房+計画換気
そして、断熱と気密が大事。
そうでないとエアコンを付けても経済的な負担がかかる。
断熱材は、厚さと透湿性能と劣化による変形と施工精度
そして気密。
高断熱だけではだめなのです。機能しません。
高気密高断熱。気密が肝なのです。
そして、それは現場で検査をしないとわからないのです。
これは実績がないといい数値出ません。
高気密高断熱を謳うのであれば、気密検査は必須です。
気密は、法律上C値(隙間相当面積)=2.0㎠/㎡以下
高気密と言われるのはC値が1.0㎠/㎡以下であること。
でもこれは最低レベル。。。
ココチエは、C値(隙間相当面積)は0.4㎠/㎡以下をボーダーラインとしています。
0.5を切る事。なぜか?それは冷暖房の効きや通風、採風による効果が大きいから。
冷房をかけても、0.5以下でないと隙間から冷気が抜けてしまいます。
皆さんが持っているもので気密が良いもの、身近に感じることができるのが車。
車は、雨風が入ってこないですね?冷暖房もすぐに効いてきます。
(広さにもよりますが)
でも、断熱性能は重要視されていないのでエンジンを止めると
すぐ寒くなったり暑くなったりします。車は、移動の手段の為のもの。
家は?
これだけ熱中症の危険リスクの警報が出されていると
改めて、家は安全であること。それを保証するための性能をしっかり表示する事。
大切なものは見えにくいですが、建築従事者は見える化すべきです。
この家は、安全かそうでないのか。
そして、その使い方も説明をすべきなのです。
せっかくの夏休みですから、ご家族皆さんで楽しく安全にお過ごしください。
ヤグラセイジ
手間がかかる事に手間をかけると愛着が湧く。
家づくりに手間をかけた分だけいい家になる。