2020.08.26
ココチエ一級建築事務所の矢倉です。
大切なものは見えにくい。
家は、庭があって家庭になる。
前の会社で先輩に教わりました。
家の計画をするときには、将来的な外構計画を練ります。
そうでないと建物の配置が決まりません。
家族構成から、趣味は？車は？など。
普段使う自家用車は２台。ゲスト用で1台？
将来お子様用で2台 など。
あとは、リビングから眺める庭は？
週末はご家族や友人、知人でBBQなど。
庭付き一戸建てだから味わえる庭との係り。
考えておくこと、それが計画変更になったとして
それは、考えておく中での変更は、想定内に収まることが多いのです。
方位に合わせて、オープンサイドとクローズサイドも
そこで何をするか？
道路がどちらでアプローチはどちら？
住んでから先 何年後にやっぱ建物の位置が。。。
なんてことにならないように。
法律制限も踏まえて、周辺環境を受け入れて。
建設の引渡し時にはここまで。
後は住みながら検証して、育てながら庭造りがおすすめです。
がしかし、建物配置時に全体の計画は、全体に必要。
狭小地だとなおの事と思いますが、実は狭小地の方が建設位置を踏まえて
綿密な場合が多く、広い土地ほど何とでもなる感が強いのです。
広いから何とかなりますよ。ある程度は。
でも、最初から計画をしておく。
草ボーボー対策も含めて。
7月にお引渡しさせて頂いたお家は今、外構工事中です。
建物ができてから、塀の位置を確定したり、木の位置決めたり。
でも これって最初から「ベース」があるから、
予算もそうですけど、
建物の中 リビングのソファーに座ってはこんな感じ
キッチンからはこんな感じって決めていきます。
重ねていく感じ。
オーナーさんが暮らし方をイメージしながら決定していって。
そんなんが愛着が湧いて、とても楽しい。
大変だけど思い出を重ねていきながら
育て、懐かしみ暮らしを重ねていく。
大切なことだなぁって思いますね。
コストも先送りではなくて、将来にかかるコストも見える化しての家づくりになります。
大切な事は見えにくい。暮らしは重ねていく事。
オーナーさんからはそんな想いをお聞きしながら
お家づくりを進んでいくのです。
ヤグラセイジ
手間がかかる事に手間をかけると愛着が湧く。
家づくりに手間をかけた分だけいい家になる。