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会社の近くのイチョウ並木。きれいに紅葉していました。
黄色、この透明感のある黄色は自然界でしかできない色だと思います。
毎年楽しみにもしていて今年も見ることができましたが
なんと、この二日後にこの並木が切られていました。
この奥の敷地内の木も伐採が進んていました。
何かができるみたいです。

景色は、自然にできる景色がきれい。
人によって創られる景色も、自然と調和する事だったり
周りと同調して馴染むことで美しく見えたりします。

大事にしたいのは、「気遣い」だったり「配慮」なんだと思います。
建設は、そこにある景色を創る。
美しい景色にするにはやっぱり「気遣い」だったり「配慮」が必要だと思います。
僕の好きな住宅にアルバーアアルトの自邸があります。
この家は、建設されてから100年近く経とうとしていますが、色あせない。
美しく景色を形成して、「そこ」在る。

イチョウ並木が切られることについて、何もすることはできませんが
それを活かすことはできたのではないか？
その景色を創ってきたそこにあるものを「活かす」のは
今の時代を生きていて、先に繋いでいく僕らの義務というか責任なのでは。
なんて事を思います。
人それぞれに大切な事は違うかもしれないけれど、無くなってから気づくことって沢山あって
「気遣い」や「配慮」が大切にされればもっとこの世の中には「美しい」ものが増え大事にされる。
「美しい」は人の心を動かすことができる。大切なものは見えにくい。

そんな事を思いました。それでは、、また。