2021.07.09
ココチエの矢倉です。ご無沙汰をしてしまいました。
雨が良く降る。梅雨ですから。
梅雨と言えばアジサイとカタツムリを連想します。
ココチエのアトリエの前庭のアジサイもだいぶ大きくなりました。
毎年 シーズ終わりの鉢植えを買っては少しずつ植えています。
アジサイを見ながら、梅雨も楽しんでおります。
さて今回は建築家吉村順三さんの著書【建築は詩】より「責任のある自由さ」
住宅の設計を内部から進めていき、最後にエレベーション(立面・外観)のスタディーに取り掛かる。
エレベーションは、本来近隣との関係にも責任をもち、節度ある態度で取り組むべきものである。
一般にもののカタチは固定した論理を持っていてやみくもにつくられるべきでものでない。
人間の自由さをいいものとして形に生かしていく努力。
責任のある自由さを大切にしたい。
責任のある自由。ルールが守られていて他人、まわりに迷惑をかけない事が
自由であること、自由でいる事の前提である。
またもや感銘を受けました。
もののカタチは固定された論理を持っている。
独創的に発想されたアイディアも、秩序が保たれて多くの人から求められる。
前に付けっぱなされたTVのニュースでも言っていた。
自由の国アメリカは、ルールが厳しい。そのルールが守られているからこそ自由を主張する。
やる事やってりゃ何やってもいい。ってたまに聞くことがありますが。。
造られ存在する建築には存在する責任がある。
それは、世の中 共通していて人としての「在り方」も同じ。
「責任のある自由さ」
今後改正される法律もこの先に変わろうとしている時流にも
自由自在に節度あるカタチを造りたい。そんな事を思います。
それでは、また。
ヤグラセイジ
手間がかかる事に手間をかけると愛着が湧く。
家づくりに手間をかけた分だけいい家になる。