2021.10.04 | お家づくりコラム
住宅に使用されるものの中には耐用年数が存在します。
そのため、住宅は耐用年数の年数で寿命を迎えると考えられることがありますが、実際の家の寿命と耐用年数は意味が異なります。
しかし、これは一般的に理解しにくいものですよね。
そこで今回は、木造住宅の寿命はどれくらいかについて詳しくご紹介します。
□木造住宅の寿命
一般的に木造住宅の寿命と問われると30年ぐらいと答える方が多いです。
中には法律で定められている法定耐用年数の22年と答えられる方もいらっしゃいます。
しかし、法定耐用年数は法律で定められたものであるためあまり関係ありません。
建物は毎年の課税の公平性を担保するため、減価償却していく必要があります。
例えば、新築の家と築40年以上の住宅の課税が同じであれば、不公平に感じてしまいますよね。
そのため、法律で耐用年数を定めることで税金の公平性を保っています。
つまり、法律上の耐用年数は税金を計算するために存在し、住宅の寿命とは関係のないものとなります。
そして、国土交通省の木造期待耐用年数によると、構造やメンテナンスがしっかりしている場合は、100年を超えても居住できる場合があると考えられています。
上記のように寿命と言っても答えは様々です。
それゆえに、木造住宅の寿命は30年とは限らず、頑丈な構造できちんとメンテナンスがされれば、非常に長い期間住み続けられます。
□家を長持ちさせるためのポイント
住宅を長持ちさせるためには気を付けておきたいポイントがあります。
1つ目は耐震性です。
日本は世界の中でも地震の多い国ですよね。
そのゆえに、地震が起こっても耐えられるような耐震性を持った家づくりをしておく必要があります。
強い地震が来ても耐えられるようにするためには、家を建てる土地の地盤や壁や柱の位置や数、建物の形は注意して考えるようにしましょう。
2つ目は躯体部分の劣化対策です。
長期優良住宅の認定基準の中には、「数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること」という項目があります。
リフォームや補修工事を行ったとしても、躯体部分を変える必要が無ければ大規模な工事をせずとも長く家に住み続けられます。
以上が家を長持ちさせるためのポイントになります。
□まとめ
今回は、木造住宅の寿命はどれくらいかについてご紹介しました。
本記事が長く住める家を実現するための参考になれば幸いです。
そして、当社では長く安心して住める住宅を実現することを心がけております。
住宅にご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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