2025.06.01 | ｙ氏のブログ
こんにちは。
安曇野市のココチエ一級建築士事務所の矢倉です。
今日から6月。
新緑のまぶしさが、少しずつ夏の気配を感じさせてくれる季節になりました。
新年度が始まり、早くも2か月が過ぎましたね。
この春、我が家にも大きな変化がありました。
3人の息子のうち、長男と次男がそれぞれ新たな一歩を踏み出しました。
長男は大学進学を機に家を離れ、次男もご縁をいただき、野球に打ち込むために高校の寮生活へ。
毎晩、学校やクラブ活動を終えて帰ってくる子どもたちと顔を合わせ、
夜な夜な洗濯や片付け、明日の準備をしていた日々。
週末は早起きして遠征の送り迎えに走ったり。
その頃は正直、「毎日が戦争だな…」と思っていたけれど、
今振り返ると、あの慌ただしさは、とても愛おしい時間だったんだと気づかされます。
今では連絡もほとんど来ません。
来るのは「これが欲しい」「これを送って」っていうお願いばかり（笑）
特に次男は、寮での生活で携帯電話の使用も限られているので、ほとんど音沙汰なし。
でも、「便りがないのは元気な証拠」って、よく言ったもので。
先生方や寮のスタッフ、仲間たちに支えられて、彼らが元気に過ごせていることに、心から感謝しています。
試合や学校行事が終わるたびに、「これが最後か」とふと心に穴があくような感覚がやってきます。
彼らの成長を感じながらも、どこかぽっかりと寂しさが残る。
でもそれも、親としての幸せな証なのかもしれません。
そうそう、生活の変化といえば…
我が家で最も分かりやすいのが、お米の消費量です（笑）
以前は5合から7合を1日2回炊いていたのに、今では2合で十分な日もあります。
成長って、本当にいろんな形で感じさせてくれますね。
僕自身、必死で子育てをしてきたつもりでしたが、あっという間でした。
まだまだ親としてやることは山積みですが…
子どもたちがいろんなことを教えてくれて、父としての自分を育ててくれている。
そんな気がします。
住宅設計という仕事を通じて、ご家族と関わることが多い日々。
「子育てのための間取りって何だろう」「家族が自然と集まる空間ってどんなだろう」
そんな問いに向き合うとき、僕自身の経験や、家族との時間が大きなヒントになっています。
子育てを通して得た気づきや思いを、これからの家づくりに活かして、
これから出会うご家族の「かけがえのない暮らし」を、一緒に形にしていけたら嬉しいです。
そして最後に。
僕たちを“父”“母”にしてくれて、人生の深みや喜びを教えてくれる3人の息子たちに。
心から、ありがとう。
今回はこの辺で。
それではまたお会いしましょう。
ヤグラセイジ
手間がかかる事に手間をかけると愛着が湧く。
家づくりに手間をかけた分だけいい家になる。