安曇野市・松本市工務店 スケッチで見えてくる「暮らしのかたち」 日々のしごと#17
2025.10.23
こんにちは、設計士の青山です。
今日は、お客様との打ち合わせ中に描いたスケッチを少しご紹介します。
普段の打ち合わせでは、図面を見ながらお話しするだけでなく、
その場でペンを取り、お客様の要望をスケッチに描き込むことがよくあります。
図面だけだと、どうしても“暮らしの雰囲気”が伝わりにくいので、
実際の空間をイメージしやすいようにその場で手を動かしていきます。
こちらは、打ち合わせの中で修正を加えた間取り図です。
赤い線が入っている部分が、お客様のご要望を反映した変更箇所です。
たとえば、
玄関まわりを少し広げたい
SIC(シューズインクローク)をつくりたい
リビングへの動線をもっとスムーズにしたい
といったお話をしながら
一坪だけ大きくさせてもらって玄関からのSICを組み込んで
図面上に直接描き込みながら検討しました。
その場でスケッチしながら話すと、
お客様も「このくらいならちょうど良さそうですね」とイメージが共有しやすく、
会話のテンポも自然に進んでいきます。
もう一枚は、玄関からホールのイメージスケッチです。
天井の高さや照明の位置、床のタイルの並びなど、
実際に歩いたときの視線や空間の抜け感を意識して。
「こうやって描いてもらうと、完成したときの雰囲気が分かりやすいですね」
とお客様に言っていただけるとうれしいです。
私にとってスケッチは、図面の説明ではなく、お客様との会話の延長のようなものです。
ペンを動かしながら一緒に考えていくことで、
「もっとこうしたい」「ここに光が入ると気持ちいいかも」など、
新しい発想がどんどん生まれていきます。
図面だけでは伝わりにくい“空気感”や“暮らしの流れ”を、
スケッチで共有できる時間が、設計の中でも特に好きな瞬間です。
これからも、こうした打ち合わせの様子や、設計の裏側を
少しずつブログでご紹介していこうと思います。ではまた!
安曇野市・松本市を中心に、デザイン住宅・二世帯住宅・平屋・リフォームなど、ハウスメーカー以上のこだわりのデザインで高性能なお家をご提案しているココチエ一級建築士事務所の無料相談会をご利用下さい。
>>無料相談会をご希望の方へ
Takayuki Aoyama
信州の
住まいと暮らしに
ワクワクを。