2026.01.29 | y氏のブログ
― グラッサー博士の選択理論から学ぶ、本当に満たされる生き方 ―
ココチエ一級建築士事務所の矢倉です。
毎月2冊を目標にしている読書。
今月の一冊は、『選択理論』。
アメリカの精神科医、ウィリアム・グラッサー博士の本です。
私たちは日々、無数の選択をしながら生きています。
朝起きる時間、誰と会うか、何を食べるか、どんな言葉を使うか。
仕事の進め方や、人との関わり方も、すべて「選択」の積み重ねです。
グラッサー博士は、この人生の本質を
**「選択理論(Choice Theory)」**として体系化しました。
その考え方は、とてもシンプルです。
人は他人を変えることはできない。
変えられるのは「自分の行動」だけ。
多くの悩みの原因は、
「相手が変わってくれない」
「環境が悪い」
「会社が、社会が…」
と、外側を変えようとすることから生まれます。
でも現実にコントロールできるのは、
「どう感じるか」
「どう考えるか」
「どう行動するか」
という、自分の選択だけなのです。
グラッサー博士は、人間には生まれつき
①生存
②愛・所属
③力・達成
④自由
⑤楽しみ
という5つの基本的欲求があると言います。
私たちは、この欲求を満たすために、
無意識のうちに行動を「選択」している。
怒るのも、落ち込むのも、やる気が出ないのも、
実はすべて「自分の選択」で起きている状態だ、という考え方です。
これは少し厳しく聞こえるかもしれません。
でも同時に、とても希望のある理論でもあります。
なぜなら、環境や他人に左右されず、
自分の人生を、自分の手に取り戻せるということだからです。
私自身、仕事や人間関係で悩んだ時、
「相手がどうか」ではなく
「自分はどんな選択をしているか」
と問い直すようになりました。
不満を言うのか。
感謝を伝えるのか。
諦めるのか。
もう一度挑戦するのか。
選択肢は、いつも自分の中にあります。
家づくりも、まさに同じです。
流行に流されるのか。
本当に自分たちの暮らしに向き合うのか。
価格だけで決めるのか。
一生の時間をどう過ごしたいかで選ぶのか。
どんな住まいにするかは、
どんな人生を選ぶかと、ほとんど同じ意味を持っています。
グラッサー博士の選択理論は、
「幸せになる方法」ではなく、
**「幸せを選び続ける力」**を教えてくれる理論だと思います。
今日どんな一日になるかも、
どんな人生になるかも、
突き詰めれば、すべては「自分の選択」。
だからこそ、他人や環境のせいにせず、
自分の選択に、誇りと責任を持って生きていきたい。
それが、後悔しない人生への、
いちばん確かな近道なのだと思います。
ヤグラセイジ
手間がかかる事に手間をかけると愛着が湧く。
家づくりに手間をかけた分だけいい家になる。