2026.04.05
こんにちは。
ココチエ建築設計の矢倉です。
安曇野や松本で家づくりを考え始めたとき、
多くの方がこうおっしゃいます。
「情報が多すぎて、何を信じればいいのかわからない」
「性能が大事なのは分かるけれど、どこを見ればいいのか分からない」
一生に一度ともいわれる家づくりだからこそ、
その迷いや不安は、とても自然なことだと思います。
私たちは日々、建築と向き合う中で、ひとつの答えにたどり着きました。
それは、
「どこか一つが優れているのではなく、すべてが高い次元で整っていること」
です。
どれだけ断熱性能が高くても、気密が伴っていなければ、本来の性能は発揮されません。
どれだけデザインが美しくても、住み心地が伴わなければ、日常の満足度は続きません。
本当に心地よい住まいは、すべての要素が静かに整っている状態だと、私たちは考えています。
そこで今回は、
これから家づくりをされる方に向けて、「判断の軸」となるチェックリストをまとめました。
あくまで一つの目安ではありますが、ご自身の大切な住まいを見極める“ものさし”として、
お役立ていただければ幸いです。
健やかな暮らしを守る「住宅性能チェックリスト」
1. 家族の命を守る「耐震性」
[ ] 耐震等級3(最高等級)+制震工法が備わっているか
地震は一度で終わるものではありません。
繰り返しの揺れに耐え、建物の歪みを抑え続けることが、
安心して住み続けるための重要な要素となります。
2. 快適さと燃費を左右する「気密・断熱」
[ ] UA値 0.34(HEAT20 G2)以下が標準となっているか
[ ] 気密測定(C値)を全棟で実施しているか
気密性能は、図面ではなく「現場の積み重ね」で決まります。
だからこそ私たちは、創業以来すべての住まいで測定を続けています。
数値そのものだけでなく、
その“継続”もまた、安心の一つだと考えています。
3. 信州の夏を快適にする「遮熱」
[ ] ηAC値(冷房期日射取得率)を設計段階で確認しているか
安曇野の家づくりでは、
冬の暖かさと同じくらい「夏の涼しさ」が重要です。
日射をどうコントロールするか。
その設計の積み重ねが、エアコンに頼りすぎない暮らしにつながります。
4. 次の世代まで守る「耐久性」
[ ] 壁体内無結露保証(長期保証)があるか(ココチエは60年無結露保証です)
見えない部分の品質が、
住まいの寿命を大きく左右します。
構造体を長く健全に保つことは、
資産価値を守ることにもつながります。
5. 建てた後の「安心」
[ ] 長期的なアフターサポート体制があるか
[ ] 24時間365日 迅速に対応できる仕組みが整っているか
家づくりは、建てて終わりではありません。
むしろ、その後の暮らしの方が長く続いていきます。
だからこそ、
「何かあったときにすぐ相談できる存在」であることを、
私たちは大切にしています。
「平均点の高さ」という考え方
私たちが目指しているのは、
特定の何かが突出した家ではありません。
すべての項目において、高い水準で整っていること。
性能、デザイン、使い勝手、安心感。
どれも欠けることなく、バランスよく成立していること。
それは派手さはないかもしれませんが、
日々の暮らしの中で、静かに満足が続いていく住まいです。
私たちはその状態を、
**「当たり前を丁寧に積み重ねた結果」**だと考えています。
最後に
このチェックリストは、
私たちの考え方であると同時に、
皆さまが住宅会社を選ぶ際の
「判断基準」としてお使いいただければと思っています。
もしモデルハウスや相談会に行かれる機会があれば、
こんなふうに聞いてみてください。
「気密測定は全棟でされていますか?」
「ηAC値はどのくらいで設計されていますか?」
そっと尋ねるその一言の中に、
その会社の姿勢や思想が表れてきます。
もし判断に迷われたときは、
どうぞお気軽にご相談ください。
一人の建築士として、
誠実にお話をさせていただきます。
ヤグラセイジ
手間がかかる事に手間をかけると愛着が湧く。
家づくりに手間をかけた分だけいい家になる。