2026.09.15
ココチエ建築設計の青山です。
突然ですが、私が日々設計に向き合う中で、ずっと大切にしている考え方があります。
それは、「家をつくること」にお金をかけ過ぎてはいけないということです。
建築士がこんなことを言うと驚かれるかもしれません。ですが、これまでたくさんのご家族の家づくりに携わらせていただく中で、「家」という存在への解釈は大きく変わっていきました。
上を目指せばキリがない。だからこそ「程々」がいい。
住宅の品質やデザイン、性能は、上を目指せばいくらでも上げていくことができます。けれど、建築としての理想や「作る」ことへのこだわりを追求するあまり、日々の資金や心にゆとりがなくなってしまっては本末転倒です。
大切なのは、家が完成した「そこから始まる、そこでの暮らし」そのもの。
今の時代、素晴らしい家具や日用品、インテリアの選択肢はたくさんあります。
新築だけにこだわらなくても、家をつくり込み過ぎなくても、日々の暮らしを素晴らしい場所にする方法はたくさん存在するのです。
これからの住まいに必要な「余白」と「本物」
数々の現場を経験してきてたどり着いた住まいのカタチがあります。
それは、大きすぎず、小さすぎず、未来の「終の棲家(ついのすみか)」になるような住まいです。
家そのものは過剰につくり込みすぎず、でも手触りの良い「本物の素材」を使ってコンパクトに設計する。
家づくりで大切なのは、坪数の広さ(大小)ではありません。
その時々の家族の成長や変化に合わせて、お気に入りの家具を置いたり、模様替えをしたりしながら、「好きな居場所」を自分たちの手で自由につくっていける——そんな余白のある住まいこそが、豊かな時間を育ててくれます。
あなたにとっての「程々加減」を一緒に探したい
家づくりを始めるとき、多くの方が「もっとこうしなきゃ」「完璧にしなきゃ」と肩に力が入ってしまいがちです。自分たちにとっての適切なサイズが分からなくなってしまうのは、とても自然なことです。
だからこそ、私はお施主様一人ひとりの「ちょうどいい程々加減(=最適解)」を探し出してあげられる設計士でありたいと思っています。
無理をして背伸びをするのではなく、心も資金もゆとりを持って、日々の「過ごし方」を心から楽しめる家。
もし家づくりに少し疲れてしまったり、迷ったりした時は、ぜひあなたの「好きな暮らしの過ごし方」をお聞かせください。
Takayuki Aoyama
信州の
住まいと暮らしに
ワクワクを。