2026.06.03 | y氏のブログ
こんにちは。ココチエ建築設計の矢倉です。
本日は、私たちココチエの「家づくりへの想い」の原点とも言える、ある過去の挑戦についてお話しさせてください。
実は今から数年前の2017年、建築の専門出版社であるエクスナレッジなどが主催する国内最高峰の省エネ住宅コンテスト「第3回 日本エコハウス大賞」において、ココチエが手がけたリノベーション住宅が【奨励賞】を受賞いたしました。
日本の住宅建築や省エネの最前線で活躍するプロの知見者の方々に、私たちのリノベーションへの取り組みを第三者視点で評価していただけたことは、工務店として、そして一級建築士として当時大きな自信となりました。
そしてこの受賞から年月が経った今でも、私たちの胸に深く刻まれている大切な姿勢があります。それは、「賞を取ることは目的ではない」ということです。
賞は「目的」ではなく、いい家づくりの「指標」
私たちがこうした厳しいコンテストにあえて挑戦した理由。それは、「賞を取って有名になりたいから」では決してありません。
私たちが目指しているのは、過去も未来も変わらず、「住まう人が心から快適に、健康に暮らせるいい家を造る」こと。ただそれだけです。
では、なぜ挑戦したのか。
それは、自分たちの設計や施工のクオリティが、日本のトップレベルの基準に対してどこまで通用するのかを客観的に測るためでした。自社だけの満足で終わらせず、常に高い「基準」や「指標」にチャレンジし続けることこそが、施主様へ最高の住まいをお届けし続けるために不可欠だと考えていたからです。
2017年の受賞は、その「あくなき挑戦」に対して、信頼できるプロの方々からいただいた大切な通信簿のようなものだと受け止めています。
2017年、わが家のリノベで証明した「パッシブデザイン」の可能性
当時、評価をいただいたノウハウの原点になったのが、まさに2017年に行った私自身の「自邸リノベーション」の経験でした。
実は、当時のわが家にはある大きな悩みがありました。住まいの南側に企業の事務所が建っており、外からの視線が気になって「南側の窓のカーテンをずっと開けられない」という状態だったのです。せっかくの南向きなのに、光が入らず、開放感も得られないストレス。同じような立地条件でお悩みの方も多いのではないでしょうか。
さらに、新築時に良かれと思って創ったバルコニーも、実際にはほとんど使わなくなっていました。
そこでリノベーションの際、思い切ってこの「使われていないバルコニー」の床をなくし、ダイナミックな「吹き抜け」へと間取りを変更したのです。
この選択が、住まいを劇的に変えました。
日射の取得: 隣家をかわし、高い位置からたっぷりと冬の暖かい太陽光を室内の奥まで採り込む。
空気の対流: 吹き抜けを通じて家全体の空気がゆるやかに循環し、温度差のない快適な熱環境をつくる。
空間の開放性: カーテンを閉め切っていた圧迫感から解放され、上部に抜ける心地よい開放感が生まれた。
敷地のデメリットを設計の工夫(パッシブデザイン)でメリットに変える。この自邸でのリアルな試行錯誤と成功体験があったからこそ、私たちは今も自信を持ってお客様に「本当に心地いいリノベーション」をご提案できています。
過去の実績を糧に、これからの安曇野で一歩先を行く家づくりを新築はもちろん、今ある住まいの可能性を最大限に引き出すリノベーションにおいても、省エネ性能や快適性の基準は日々進化しています。
2017年の受賞に甘んじることなく、「これくらいでいいや」という現状維持を私たちは良しとしません。当時の挑戦を原点としながら、私たちは今も、そしてこれからも、常に高いハードルに挑み、学びを深め続けています。
すべては、信州安曇野の厳しい冬でも、10年後も20年後も「ココチエで建てて(リノベして)本当によかった」と笑顔で暮らしていただくために。
住まいの寒さ、間取り、敷地条件にお悩みの方は、ぜひ一度ココチエ一級建築士事務所へご相談ください。プロが認めた確かな技術と設計力で、あなたの理想をカタチにします。
それでは、また!
ヤグラセイジ
手間がかかる事に手間をかけると愛着が湧く。
家づくりに手間をかけた分だけいい家になる。