2026.10.19
朝晩はだいぶ冷え込むようになりました。
安曇野の山々も少しずつ秋色に染まり、季節が移り変わっていくのを感じます。
9月は三男と一緒に早起きをして、栗拾いを楽しんでいました。
朝の澄んだ空気の中、足元を見ながら栗を探す時間。
「あった!」「こっちにもあるよ!」
そんな何気ない会話をしながら、一緒に過ごす朝の時間は、なかなかいいものです。
そして今は、11月に控える持久走大会に向けて、三男とちょびっと朝ランをしています。
本当にちょびっとですが(笑)。
寒くなってきましたが、走り始めると気持ちがいい。
朝の空気、空の色、木々の変化。
いつも見慣れているはずの景色も、子どもと一緒に歩いたり走ったりしていると、違って見えてくるから不思議です。
## 子どもたちの発想力は、本当に面白い。
子どもたちは、大人が当たり前に見過ごしてしまうものに、面白さを見つける天才だと思います。
例えば、影遊び。
太陽の光で地面に映った影。
大人なら、ただの「影」で終わってしまうものも、子どもにとっては想像がどんどん膨らむ遊び道具になります。
影の形が何かに見えたり、動かしてみると違う生き物に見えたり。
同じものを見ているはずなのに、捉え方がまったく違う。
その発想がとてもユニークで、自由で、想像力に富んでいるんです。
「これ、何に見える?」
「どうしてそう思ったの?」
そんなふうに、子どもが見ているもの、感じていることをストレートに聞いてみると、驚くほどたくさんの気づきや発見があります。
なるほど、そんな見方があるんだ。
そんなふうに感じるんだ。
大人の自分には思いつかない答えが返ってくることもあります。
## 大人になると、知らないうちに頭が固くなる。
私たち大人は、これまでの経験や知識によって、物事を判断することが多くなります。
それはもちろん、大切なこと。
でも、その経験や知識が、時には自由な発想を邪魔してしまうこともあるのだと思います。
「普通はこうだよね」
「これはこういうものだから」
「こうした方が効率がいい」
いつの間にか、自分で決めた枠の中で物事を考えている。
建築設計の仕事も同じです。
家づくりには、構造や性能、使いやすさ、コストなど、考えなければならないことがたくさんあります。
もちろん、どれも欠かせない大切な要素です。
でも、それだけでは、本当に心地よい家はつくれないのかもしれません。
そこに暮らす人が、何を見て、何を感じて、どんな時間を過ごしたいのか。
子どもたちは、どんな場所を楽しいと感じるのか。
窓から入る朝日。
壁に映る木々の影。
季節によって変わる庭の表情。
そんな何気ないものが、家族の暮らしを豊かにしてくれることがあります。
子どもたちの自由な発想や素直な感性に触れると、家づくりで本当に大切にしたいことを、改めて考えさせられます。
## 早起きは三文の徳。
昔からよく言われる言葉ですが、最近は本当にそうだなと思います。
早起きをすると、少しだけ自分の時間が増える。
季節の変化に気づける。
そして何より、子どもと一緒に過ごす時間が生まれる。
今しかない、子どもたちの豊かな感受性。
その感性に触れ、一緒に笑い、驚き、発見すること。
それは、**凝り固まった大人の脳みそを、ゆっくり溶かしてくれる薬**のようなものだと思います。
子どもたちから教えてもらうことは、本当にたくさんあります。
これからも、子どもたちの素直な発想や感性を大切にしながら、自分自身も柔らかい頭で物事を見られる大人でありたいと思います。
そして、家づくりにおいても、当たり前にとらわれず、一人ひとりの想いや感性に耳を傾けていきたい。
**家は、ただ暮らすための箱ではなく、家族の思い出や発見、日々の小さな幸せが積み重なっていく場所。**
そんな「ここちよい」を、一人ひとりの想いからつくっていきたいと思います。
さて、50歳を過ぎると、朝4時には自然と目が覚めるようになりました(笑)。
せっかくの早起き。
これからも三男との朝の時間を楽しみながら、子どもならではの豊かな感性に触れ、たくさんの発見をしていきたいと思います。
**早起きは三文の徳。**
何気ない朝の時間にこそ、大切な幸せがあるのかもしれません。
**ココチエ建築設計株式会社**
代表取締役 矢倉 誠治
ヤグラセイジ
手間がかかる事に手間をかけると愛着が湧く。
家づくりに手間をかけた分だけいい家になる。